「よし!いっぱい食ったことだし、行くとすっか!!」


あたしは気合いを入れて岩山に向かおうとした。


「ちょっと待って下さい。」



一歩、歩いた時にレイがあたしを止めた。


振り返ると、レイやノエル、ファイまでもが真剣な瞳であたしを見つめていた。


「どっ、どうしたんだ?みんなして」


あたしはその光景が余りにも奇妙で、少し後ずさる。


「…教えてください、なぜ岩山に行かなければいけないのか?」


「理由を教えてくれないとこっちがもやもやするっす!」


「勝手に一人で突っ走んじゃねぇよ、このバカ女。」