あたしは頭を下げて、おばちゃんに頼むとまた一つ、ため息が聞こえた。


やっぱダメか…?


「……仕方ないねぇ…


あんたたちが帰ってこれなくても知らないよ。」


あたしはぱっと顔を上げると、呆れたような笑顔を浮かべたおばちゃんがいた。


「ありがとう、おばちゃん!!」


あたしは嬉しさのあまり、おばちゃんに抱きつく。


「あの〜、料理をお持ちしましたけど…」


さっきの店員さんが料理を持ってきたが、あたし達の今の状態を見て困惑している。


「あっ、料理きた!!


おばちゃん!先食べていい?」


「好きにしな。」


わーいと言って、あたしは早速料理を手につけた。