そんなあたしをファイは穏やかな笑みで見ていた。 あたしは新たな決意を胸に湖に進んでいった。 あたし達が帰ってくると もう二人とも出発の準備が整えてあった。 「茜菜、ファイ、そろそろ出発しようと思うので急いで支度して下さい。」 「えっ!マジで! ちょっと待って、すぐ支度するから。」 そう言ってあたしがあわてて出発の準備をしようとしたら、 「俺も手伝うっす。」 ニコッと笑ったファイがあたしのバッグに荷物を詰めるのを手伝ってくれた。 「サンキュー!」 あたしも笑顔でファイにお礼を言った。