朝っぱらからいっぺんに変な事が起こったけど、その後あたしは旅の準備に取りかかった。


ファイもあの青い服では動けないので、青いフード付きのジャケットに着替えてからちゃんときれいに荷物をバッグに入れていってる。


でもあたしの場合…


「茜菜…何でこんなことになるんですか?」


「だってぇ〜!あたし、整理整頓すっげぇ苦手なんだもん!!」


あたしのバッグを見たレイは頭を押さえ、あきれ返っていた。


バッグの中は荷物でぐちゃぐちゃ。


ファイと同じバッグなのになんでここまで差があるんだよ!


「僕も手伝いますから、まだいる物があるならここに置いといてください。」


レイは自分の隣を指してあたしの荷物を整え始めた。


「レイ、ありがとう〜」


あたしはレイにお礼を言った後、まだ荷物はないか探しに行った。


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