「うわわわわ!!」
 
タクトの先の風の固まりは、野盗を壁へ壁へとたたきつけていく。
 
その度に、野盗は孤児院の扉から逃げていくのだった。
 
全ての野盗を追い払い、ウルフもようやくタクトをおろした。