ラフ・メイカー

「なんだと!?」
 
「誰だ!?」
 
孤児院の入り口に現われたのは、ウルフとピント。
 
「てめえ……喧嘩うってるみたいだな!?」
 
野盗の一人が、ずかずかとウルフに近づいていく。
 
「兄ちゃん!!」
 
「大丈夫さ。ピント」
 
ウルフはタクトを取出し、自分の額に付けた。
 
「風の精霊よ……邪悪なるものを弾き飛ばせ」