ラフ・メイカー

先ほど来た道を、今度は三人で戻りはじめた。
 
舗装すらされていない道を三人はと音をたてながら歩く。
 
「ベル姉ちゃん……」
 
眠たそうに目をこするピント。
 
ベルはわかっているよと言わんばかりに、ピントをおんぶをする。
 
「まるで、お母さんですね?」
 
「ええ……私が最年長ですから」