シスターの一言に、ベルとピントはこくりとうなずいた。
「憎しみは消えぬものですが、持ち続けては目がダメになります。好い人はいるものですよ、ラズベル。さぁ、二人で探してらっしゃい。まだ遠くには行ってないでしょうから」
シスターに諭され、ベルもようやく落ち着きを取り戻した。
ピントと手をつなぎ、てくてくと孤児院を出ていく。
「ベル姉ちゃん……」
先ほどのことを謝りたそうにモジモジするピント。
「良いのよ、ピント」
そんなピントの頭をベルは、優しく撫でてやるのだった。
「憎しみは消えぬものですが、持ち続けては目がダメになります。好い人はいるものですよ、ラズベル。さぁ、二人で探してらっしゃい。まだ遠くには行ってないでしょうから」
シスターに諭され、ベルもようやく落ち着きを取り戻した。
ピントと手をつなぎ、てくてくと孤児院を出ていく。
「ベル姉ちゃん……」
先ほどのことを謝りたそうにモジモジするピント。
「良いのよ、ピント」
そんなピントの頭をベルは、優しく撫でてやるのだった。

