「「「ありがとうございました!!」」」
試合終了のサイレンが鳴る。
僕達、京浜学園高校は見事優勝を成し遂げた。
諏訪キャプテンのスリーランホームランで逆転を果たし、そのまま守りきったのだ。
僕達は胸を張って校歌を唄い、アルプススタンドへ右手を突き上げてダッシュした。
一列に並び、帽子を取って深々とお辞儀をする。
大歓声で迎えてくれるスタンドの応援団。
さつき…勝ったよ!
さつきは可奈と抱き合って泣いていた。
相手チームのスタンドからも、沢山の温かい拍手と声援をもらった。涙でくしゃくしゃの相手チームの選手たちからも
「絶対、甲子園で勝てよ!」
「俺達の分も頑張ってくれよな!」
と、熱い気持ちを握手と共にもらった。
そう。
これで終わりじゃない。
県の代表として、負けたチームの甲子園に対する気持ちも、応援してくれる沢山の人達の気持ちも背負って甲子園に望まなければならないんだ。
僕達の熱い夏はまだまだこれからなんだ!

