しばらくして… シャワーを浴び、シャンプーの甘い香りを漂わせ、可愛らしい部屋着に着替えさつきが僕の隣に座った。 さつきもかなり緊張しているのか、艶やかな黒髪に隠れ僕に顔を向けようとしない。少し開いた胸元が桜色に染まっている。 もう…限界。我慢出来ない。 完全に理性を失った僕は、さつきの方へ体を向け、抱き寄せようとした… 「咲哉!!お誕生日おめでとう!!」 さつきがいきなりこちらを振り向き小さな箱を差し出した。