抱けないあの娘〜春〜




「わかってます。」



「明後日は思いっきりしごいてやるからな!覚悟しとけよ!!」



「はいっ!!喜んでしごかれますっ!!ありがとうございます!」




深々と頭を下げた。やっぱり…キャプテンは凄い人だ。



「もう行っていいぞ。」
キャプテンはそう言うと、またベンチプレスマシーンに股がり、トレーニングを始めた。



「はいっ!失礼しました!!」



ドアに手を掛けようとした時、




「高村。」




「は、はいっ!」





「誕生日おめでとう。明日だけどな。」




白い歯を出して微笑んで言ってくれた。




「ありがとうございます!」



僕はトレーニング室を後にした。