抱けないあの娘〜春〜




カッと諏訪キャプテンの目が鋭くなり、いきなり胸ぐらを掴まれた。



「てめぇ…」



何も言い返せない。言い返せる訳がない。



キャプテンの大切な姉を不安にさせたのは僕だ。殴られても仕方無い。僕は歯を食い縛った。



しかし、諏訪キャプテンは…




僕の胸ぐらから手を離し、床にドカリと座り込んだ。




「まぁ…お前だけの責任じゃ無いにしても…その女、厄介だな…」




「はい…でも偶然会ってからも僕の所には連絡無いんですけど…一体何がしたいのかわからないんです。」



「そうか…」