「………もしもし?」



やっと繋がった!!思わずガッツポーズする僕。




「さつき?咲哉だけど…今何してた?」




「お風呂入ってたの。咲哉どしたの?」



「そっか。いやあの…今日は初デートだったのに何だか悪かったな…と思ってさ…」
やっぱりどんどん弱気になってきた…


「咲哉……」


「ん?」



「すごい車でお迎えに来たり、咲哉のご両親に会ったりとさすがにびっくりする事多かったけど…楽しかったよ?お揃いのイルカのストラップも嬉しかった!」



「本当に?」



「うん、本当だよ?」



「でも…さ、あの…可奈の事…」



「咲哉…私ね、咲哉を信じる。だって咲哉は私の事大事な人だからって彼女の前で言ってくれたもん…」