「ほんっとに情けねぇ…」
あの後、さつきを田村の運転する車で自宅まできちんと送り、僕も寮へ帰って来た。部屋のベッドに飛び込み、自分の情けなさに腹が立ってきた。
さつきとっても僕達にとっても、初めてのデートだったのに…
何だかんだと散々さつきを振り回してしまったことに後悔している。
帰り道、車の中でさつきはずっと俯いたままだった。
自宅に着いてからも、パニック状態のさつきのお母さんの質問責めに僕はあたふたするばかりで…
ちゃんとさつきに
「おやすみ」
って言えなかった。
さつきの彼氏だってのに、彼女を守るどころか不安にさせてしまった…

