「さて……と、帰るか」




「はい!」



私は先生が助けに来てくれたことが嬉しくて、にやけずにはいられなかった。




「あ……でも…」




「はい?」



「眼鏡がないから前が見えない」




ああぁ!!



そうだった…
さっきので割れちゃったんだぁ……



「あ、あの!後日また弁償しますのでぇ!!」



私は必死で頭を下げた。




「いや、それはいいんだが…俺を家まで送ってくれないか?」




…へ?





ええええぇ!!




そ、そんなぁ……
先生を送るってことは先生の家がわかるってことで…



先生の家がわかったら絶対、毎日行ってしまう!




(↑フラれたのに、まだ諦めてない人)