「そうだ、学校!今何時!?」
「休むって連絡入れた。その傷じゃあねぇ…。しばらく、あたしのとこにいな?その方が安全!」
「そうだね…。ありがと!熱あるわけじゃあるまいし…仕事手伝うよ。ね?」
「わーい!!!!ありがとぉぉ!」
「私トーン貼ってくから。」
「お願いしますっ!(泣)」
貴唯が着せてくれたのか、いつのまにか動きやすい部屋着になっていた。
そのことに礼を言うと、早々手伝い始めた。
貴唯の仕事は漫画家。
少年漫画風、少女漫画だ。
これがまた結構評判のようで、今売れている漫画家の一人らしい。
乃栄は学校をたまにサボり、こうして手伝いをすることがよくある。
乃栄曰わく、中学生の頃は漫画家志望だったから、とても懐かしい感じになるらしい。
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