心ノ囁キ ーサヨナラのオトー




声のしたところ…そこにいたのは、男の人だ。


「変わってねぇな。外見は可愛らしくなったけどな(笑)へへっ。」



─…この声…─

まさか…!!



「ねぇ…もしかして…。」

「忘れたとは言わせねぇぜ?乃栄。」



ああ…彼なんだ…

白い髪、背は私と同じぐらい、不良ぶった制服ズボンとワイシャツ、くしゃっとした笑顔はまさしく…。

でも何故?


「あなたが今になって、なんで出てくるの?だって確かあの時…。」

「んー!めんどくせぇ。いいじゃん、そのうちまた会うから。」

「ちょっとまってよ…わけわかんない!」

「でも俺は嬉しいぜ?また乃栄に出会えたことが。」




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