乃栄の向かった場所はもちろん、貴唯のところ。



スカートのポケットから
ストラップのいっぱいついた鍵を取り出し、

勝手に家の中へ入っていった。



「上がって?」


「おう。ここ乃栄んち?」


「ううん。ここは…」



…と言った途端。



「乃ー栄ーちゃあん!!!!///」



…貴唯が目をハートにして

もの凄いスピードで乃栄に向かって飛んできた。


…が、その飛んできた顔を片手でガッシリ掴み、



「さ、気にせずどーぞ。」


「お、おぅ…。」




ニッコリ笑って朔哉に話しかけるのであった…。


朔哉は 苦笑いしながらも、家に入っていった。







「えへへ〜//どうも!
乃栄のいとこの貴唯です!立派な二十歳ようっ。」



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