「オマエと一緒にするな…
オレはもぅ大分前から出品する絵は完成してるんだょ
今日はあたらしい道具が納品されるから顧問に代わってきただけだ」
またまたりょう先輩はため息をつきながら持っていたカバンを近くの机に置いて私の方へ近づいてくる
そして窓の淵に手を置き窓の外を観ながらぼんやりし始めた
りょう先輩ってこの辛口口調がなければ絶対モテるのになぁ…と横顔を観ながら思ってしまった
「顔は良いけど彼氏にするならあの辛口はダメだよねぇ」って部員の子達も言ってたなぁ
そんなコトを思い出しているとぼんやりしていたりょう先輩がいきなり話しかけてきた

