「ありがとな笹本
大事にするから」
そぅ言って優しくわらってくれた
「大学行っても頑張ってくださいね♪
りょう先輩なら絶対絶対有名な美術家になれますょ♪」
「まぁ~程々に頑張るょ」
りょう先輩はハハッと声を零しながら笑って私の目の前に手を差し出してきた
「笹本、おまえも絵の才能十分あると思うからもし絵の道に進ならオレの大学に来いょ
またコッテリ指導してやるからな」
「コッテリは遠慮したいですけどでもりょう先輩と一緒にまた絵が描きたいから考えときます」
りょう先輩の差し出している手に自分の手を重ねギュッと握った

