「こんな私に気持ちをくれてありがとぅございました!!」と告げた













りょう先輩はドア目前で立ち止まった



でも振り返るコトはなかった










「おまえを好きになって良かったょ
誰かを大切にしたいと思う強い気持ちを知った」










「そうだ、さっき言おうと思ってたんだけど…オマエの描いたあのクローバーの絵オレにくれないか?」








クローバーの絵?











今回学祭の為に描いたあの絵のことだよね










もしかしてさっき教室まできて『おまえが描いた絵について話がある』ってこのこと?