「おまえのその想いには負けたょ… きっと何年経ってもおまえは幼なじみを想い続けるんだな…」 涙で目が霞んでてりょう先輩の顔がよく見えない 「この先もおまえが幼なじみのコトを想っていたらもしかしたらおまえの為の奇跡が起こるかもしれないしな」 「だから頑張れょ…笹本…」 そぅ私に言ってりょう先輩は美術準備室を出ていこうとした そのりょう先輩の背中に向かって私は