アイオンとユーリア

先陣をきって駆けていった、この町では
勇士として知られる若い騎兵が、長槍を
頭上に高々と上げ、投げつけます。

槍は門の近くにいた大猿の肩を砕き、
怒りに吠えた大猿ですが、続いてやって
きた歩兵が投げた斧に頭を割られて、
その場に崩れ落ちました。

この幸先のよさに兵士たちは歓声を上げ、

「なんだ、大したことねえぞ!」
「続けえ! 行けえ!」
「油断するなー!」

という興奮した大声が交錯しました。