アイオンとユーリア

もしや、ユーリアか!? と慌てて玄関
に飛んでいき、勢いよくドアを開けた
アイオン。

しかし彼の前に立っていたのは、昨日
森で会った、あの長身の老人でした。

「グレート・ワイズマン!!」

父のハーテーの高い声が後ろで響きます。

アイオンはびっくりしました。どうやら
父はこの老人を知っているようです。