そうだよ。俺だってマキちゃんのことをわかってるつもりなんだ。 俺の顔だって女みたいな顔だっていうのにさ。 マキちゃんにああやって邪険にされるのが一番辛いわ。 マキちゃんには俺のことを他のやつと違うってわかってもらいたくて… 俺は一度立ち止まって空を見上げる。 そこには煌めく太陽が空で輝く。 軽くため息を着くと俺は再び歩き出した。