僕とこいつは生徒会長

「そうかもしれないけど。
でも、そうやって自分のことを守ろうとしたのが凄いんだと思う。
それにマキちゃんには女の子みたいな真美ちゃんがいるだろ? だから余計に凄いと思うよ」



『真美ちゃんとは比べられたと思うから』そう付けたして僕の頭を撫でた。


確かに小さい頃から真美とは比べられてたけど、どんなに頑張っても敵わなかったからな。


それでも優弥に認められるのが嬉しくて。

このままでもいいんだって思えて嬉しかった。



「ありがとう」


僕は小さな声で呟くのを聞くと優弥はまた語り出す。


あっ。まだ続くんだ。



そう思いながら優弥の話に耳を傾けた。