じゃあ優弥とは幼稚園の頃から知り合いだったのか。


じゃあこれって運命じゃねぇか。


「でもこれ…マキちゃんとはたまたま会っただけだよ。
ほら、これ。 俺の目から涙が溜まってる」


優弥が指差す所を見るとその子の目からは涙が溜まっていた。


「本当だ。でもなんで泣いてるんだ?」


「それを俺に聞くのか? それにマキちゃんは覚えてないの?」



優弥が目を伏せがちに言うから聞いてはいけないことを聞いてしまった気がした。