優弥が僕のことをススス、スキ?


「醤油と砂糖を鍋に入れてお肉と野菜を煮込んで生卵でいただくあれじゃなくて?」


「そ、それはすき焼きだな」


僕のボケにすかさずツッコミを入れる優弥。


「じゃあ秋に生えてるねこじゃらしの茶色いやつというのか稲みたいなやつ?」


「それはススキなのでは?」


ゔっ! 今度は矢作につっこまれた…


「じゃあじゃあ。日本でも多い名字でキャ○〜ンのボケの人や名探偵コ○ンのヒロインの友達の名字?」


「マキちゃん。それわかりにくい。それに鈴木は全然掛け離れてるし」


確かに鈴木じゃ掛け離れてるけど。


それに例を出すにはわかりにくいか。


というか、この僕の声に似ている声は…!



「真美!? なんであんたがここにいるのよ」


驚きのあまり女言葉で話しちまったじゃないか! 我ながら気持ち悪い言葉。



ってそうじゃなくて、なんで真美がここにいるんだよ。