「俺は…俺は…」


優弥はそれだけ口にするんだけど次の言葉が出てこない。


どうやら優弥は冷や汗をかいてるようだった。


僕はというとギュッと口を固く結んで優弥がなにを言われても驚かないように心掛けた。



そんなことをしてるうちに優弥はやっと次の言葉が出た。



「俺はマキちゃんのことが好きだから…その…」



優弥から出た言葉に僕は思考がおかしな方向にいってしまっていた。