全ては順調にいってたんだよ
あの時までは・・・
俺の全てはお前で
お前の全ては俺のものだと思っていた頃
俺は突然俺自身のうわさを耳にする
それは
俺に彼女がいる
なんて、ふざけたものだった
でも
俺は期待をしたんだ
お前がその事について
気にして、俺に聞きに来てくれることを
だけど、お前はなにもしなかった
あたかも
俺のことなんかどうでもいいみたいに
その時、俺は
初めて
「失望」というのを知った
そこから狂い始めたんだ
それからどれくらいたったのかは
分からない
喧嘩で
まだ子供だった俺はついむきになってしまった
ありもしないことを、くちにしてしまった
「彼女ができた」
なんて
俺は彼女に嘘をついた

