二年生までは,6階での生活だったが,三年生からは5階での生活になるため,遅刻ギリギリ常習犯の僕には有り難いことだった。


チャイムと同時に教室に飛び込む。


これが僕の日常。




そして今日もチャイムと同時に教室に飛び込む。



ここからこの物語は始まるのだ。

そしてこれは,高校三年生から始まる奇妙な話なのである。