ノクタ-ン ♪ プリ-ズ・Love



『小絵さん…って、
…泣き虫なの。

しっかり者に見えたのに…以外だわ。


小絵さん…

今…泣いたら、明日からは、もう泣かないのよ。


おちびさんの…ためにもね…』



小絵は、小絵の母親とは違う…何かというと、


母親らしい、母性を持っている早苗にすがりたい気持になっていた…


小絵の中では…とっくの昔に、覚悟はできているのに…

何故こんなにも、涙が出てくるのだろう。


泣いてどうにか…変わるものでもなし、それはわかっているのだが…


愛する人が、死の淵から甦ったのだから………


それだけでも、感謝しようと思うのだが、人間には際限の無い欲望があるようだ。


小絵も…その欲望とやらに、さいなまれている。


寝たきりでもいいから…なんて思わない。


せめて、車椅子生活に…
その欲望は、捨てられないでいたからだ。


それから、もう一つ……… 愛する人が、目覚めたら、そのたびに、リピ-ト〃



いいじゃない〃
忘れられているよりは…


でも…過去の出来事の夢ばかりを見るということは、

そのたびに…過去の背景が変わるのだろうか?


『じゃあ…貴方の夢の中に、私はいるのでしょうか。

そのセクションは…どのあたりなのでしょう。


私に会うために…帰って来てくれたのでしょう〃


だったら…私達母子は一番よね。貴方…』



小絵は、早苗の腕の中で泣きながら…願っていた。