ノクタ-ン ♪ プリ-ズ・Love



そんなことを考えていたら、もう…目の前に小絵のいるホテルが見えていた。



『小絵さんが、私には会わないようにして…圭介を見舞っていたことを、
祈るわ…』



そういうことだったら…
話は早いことになるだろう。


早苗は、微かな期待を胸に刻み小絵のいるホテルへと入って行った。


フロントに立ち寄り、在室を確かめた後…部屋へと向かっていた。


『お願いあなた〃
私を応援してください♪


私の持ち得る力を全力で発揮しますから…


小絵さんが、圭介を今も愛していて、全てを受け入れてくださるのを…そして、


これからも、圭介に変わらぬ愛を誓ってくれることを私はお願いしますわ』



他人が、早苗の胸中を覗いたとしたら、何と言うだろう…


そんな…欲張りな願いは叶うわけがない、人の心は移ろいやすいものだ。


変わらぬ愛を誓うって…結婚式じゃないよね。


まだ、圭介は離婚もしていないのだよ。

たしか…
離婚届を手にしたばかりだ。小絵に会い魔法でもかけるのかい。



そんなことでも、しない限り…叶うわけがないだろう。

理屈ではわかっている早苗だったが、そこは母親だ。

まるで、夢遊病者のように早苗は小絵のいる部屋へと向かっていた。