圭介が一度目覚めてから又眠ってしまったのは…
やっぱり、星を眺めたせいなのか…
それとも、身動き出来ない自分を自由にさせたくて、もちろん夢の中で…
それにしても…夢の中とはいえ、
ヨットを操り南洋のタヒチの海~日本の瀬戸内海へとよく帰ってこれたものだ。
夢の中とはいえ、意識の深層で小絵の愛の記憶に出会うことを願っている魂が…
圭介を支配し、動かしていたからだろうか…
魂の根源とも………
そして、試練の旅に出たのだが。
その魂が、試練の航海を終えると………結果、
意識と無意識をつなぐパイプが太くなり、運命は修正されるのだ。
圭介の試練…冒険の旅のシミュレーションは終わったのである。
そして、圭介の魂の中には小絵への…ゆるぎない愛がどかっと居座っていた。
もうすぐだ…圭介を悩ましていたことも、解決するだろう。
にわかには信じられない気持だろうが、シミュレーションを終えた魂は、可能性を開くからだ。
夢…されど…夢………
愛の記憶は港でござる。
圭介のヨットは高松の港に着岸していた。


