そんな、文明とは無縁な楽園の海に戯れ遊んで…貝殻拾いに疲れたら…
ラグ-ンの珊瑚礁のテ-ブルの隙間にいる…小さな魚たちを追い立て…
その小さな魚の群といっしょに泳ぐといい…
ひょっとしたら、ジュゴンもきてくれるでしょうか…
日本に早く帰りたいのじゃなかったの、圭介さんは…
じゃあ、無理だよね………
帰りたくないと思ったらこまるからね。横目で眺めるだけにしましょう。
それでは、つぎへと進むことにしましょう。
赤道直下のギルバート諸島を右手に見て赤道を越え…
ミクロネシアの海を行きましょう…マ-シャル諸島のビキニ島を右手の方向に…
マリアナ諸島のグアム島を目指すことになる。
日本人の観光客がワンサと押しかける…あのグアムだ。
ここまできたら、しめたものだ。目を閉じていても日本にたどり着くのでは…
でも、そんなことは無茶というものだ。
だってね、そんなことをしたら東京都の小笠原諸島の方向に行くかもしれないからね。
このヨットは…瀬戸内海へと入らなくっちゃいけないのだよ。
だから、しっかり目を開けて舵取りしないといけない。
そうして、ヨットはミクロネシアの海の赤道を越えた。
今このヨットが進む海路は、日本の横浜とサモアのアピアを結んでいるのだ。
しかし、このままだと本当に東京沖に行く…
海路を西に向けるには………舵取りを間違えないことを祈る。


