タヒチの海に出たら、ライアテア島を振り返って見た………
その聖なる島…ライアテアに、金色の光りが射し込んでいる。
湾は眩しくて見えない…
マジックスポットのように見えていた。
『この海はタヒチなのだよ…ここから出られたとしてもね…
日本は遠い国だ…
無事に帰ることが出来るだろうか…
まさに、太平洋横断だね〃 それも…斜めにだよ。
手掛かりを見つけやすいように…島々が散乱する海を進もう… 』
圭介が考えたのは、太平洋に点在する諸島を小さな目標に置くことで…たどり着くのではと…
その小さな目標の一つは、フェニックス諸島から斜めに日付変更線を越えること…
『僕の記憶の限りだが…
どこまで、行けるのだろうね…』
-大丈夫よ〃
私がいますから~♪-
「あっ、忘れていた…
すっかりヨットに夢中になっていたからね。
久し振りに舵を握って気持が高ぶっているよ〃
だいたいが、君が全てをセッティングしたはずだよね?
すると…だね。
やっぱり、君がこの広い…
果てしなく続く青い海のね、パイロットなんだね…」
-空を飛ぶから…パイロットなの…どうして-
「海をね…案内するのも、 パイロットなんだ。
そう呼ばれているんだよ」
-そうなの…
地球の星の人は、そういうのね。不思議なこと…-
『ちょっと、待ってよ…
君に不思議だと思われたら変だよ〃 』
でも、鳩は知らぬ顔をしていました。
それどころか、パイロットの使命を果たそうという…態勢になっていた。


