さてどうしよう…圭介は迷った。
鳩、いや女の子だった鳩に…かくあるべきは… どのようなことなのか…と考えた。
しかし、掴めない………
償い…その前に許しを乞うこと。
その後はどうしたらいいのだろう…わからない。
そんなことでチャラにできるわけもない…さてどうしよう。
『僕のせいで…死んでしまったのだ。
これが、罪じゃないと言えるのか…立派な罪だよ。
ヨットマンのはしくれとしちゃあぁ………風上にも置けない奴だね〃
その男が僕なんだから………ああぁ…ほんとに嫌になっちゃうよ〃
どうして、いつもこう女に弱いのだろうね〃
レモンの木のニンフだろ、 あの美しい女神だろ……… それに加えて、鳩さんも〃
小絵に会えなくなって当然だよ…だいたい僕は女の人を愛する資格はないんだ。
いまだに…妻啓子の過去の亡霊にとりつかれているのだから………』
まさに…圭介の記憶の中の愛は玩具箱のようだ。
ごちゃ混ぜになり、整理ができない。
成すべきことが、掴めないはずだ………


