そして、目の前には…
光りのトンネルが現れた。
今度は、トンネルを渦巻きながら上がっていく…
すごい音を出しながら、ゴ~ゴ-とうなり声をあげながら、
つまり、サイクロンのように…その渦巻きの中は、
ポッカリ空間があり…
その中に圭介が、はまっている。
トンネルを上昇中の風の渦巻きは、激しく回っているが、圭介は回らない…
不思議だ。ただ音が凄い〃 まるで、ロケットが発射する時のようだ。
ゴォ-ッ、ゴォ-ッ、と…
激しい音がしていた。
その渦巻く風の音が、だんだん激しくなっていく…
光りのトンネルはどこまでも続いている…
そのうち、圭介は気を失い…しかし、トンネルの中では倒れることもできない。
立ったまま眠っているみたいだ。どれくらいの時間がかかったのだろう…
気がつけば海に浮かぶ船の上に寝ていた。
真っ青な空に、エメラルド色の海………
その海に浮かぶのは、白いヨット………
しかし、そのヨットの帆は下ろされている。
静まり返っている…海。
さざ波も無く、ヨットは微動だにもしなかった。


