しかし、そのトンネルを通過したとして、その後には地球の海に出会えるのか…
又、海があっても船がいるからだ。その船が待っているとは、思えない…
いよいよ、圭介は風のフォレットたちが帰る時には、その風に乗ろうと思い…
風のフォレットたちが集まっている洞窟の間近の岩にしがみついていた。
そのうち、洞窟の中からはもつれ合い、混ざり合いながら風のフォレットたちが出てこようとしていた。
そして、ついに集まった風のフォレットたちが…
竜巻のように、渦を巻き出していた。
荒々しくて、近付くことができない圭介だが…
鳩が耳に囁いた〃
-今よ〃
この渦巻きに巻かれるのよ。うまくいくと、トンネルに入るわ-
-圭介〃
手を離して ~胸の前に抱いて~ -
鳩の言うようにすると… 圭介はいつの間にか、
風のフォレットたちが集まって造った渦巻きの中にいた。
そのうち、その風の渦巻きは、堅い岩をも押し広げて圭介といっしょに通り抜けていた。


