「君は、僕が困ったり、心配してると、その可愛い目をクルクルさせるんだね。
でも、クルクルさせたって、僕の悩みを解消できないでしょ。
さて、どうしたらあの風に乗れる、いやいや…乗れるわけがないよね。
いや、乗ったとして、その風はどこかへ行くのでしょ〃…どこなの教えて〃」
鳩はこう言った。
-地球の海へは、光りのトンネルを通過しないといけないからよ。
だから、しかたないですよね。 光りのトンネルは歩いて行くことはできないから …
トンネルっていったら横になってるのが、あたりまえでしょうけど、
光りのトンネルは縦になっているの… 煙突みたいなものね。
だから、風のフォレットの力が必要なのよ-
それから、あの岩の隙間から光りが漏れているでしょう。その向こうに光りのトンネルがあるの。
「わかりました。
じゃあ、百歩譲って乗ったとしてね…
それじゃあ、あの岩の隙間を僕が通れると思う…
通れないですよ〃」
圭介が言う岩の隙間とは…
風のフォレットたちが集まっている洞窟のあたりは、岩が重なり屏風のようになっているからだ。
見た目にも、重なった岩がとうてい、びくともしない ものだとわかるからだ。


