まだ目の前には、不気味な位果てしない、青い海が広がっている。
『どこまでも、果てしなく…このままじゃあ…
ないだろうね 〃 』
圭介が、そんなことを思ったら、とたんに鳩が飛んだ。
くるりと、宇宙に輪をかいて右方向へと知らせていた。
圭介は、ゆっくりと舵を握ると、船の舳先を右へと向けた。
すると、どうだろう。
その先には、岩が見えている。
もちろん、ずっと先のところにだが…
あんな所にと、不思議だったが、内心はほっとした。
どこまでも、青い海が続いていては、この先どうなるのかと、怖かったからである。
岩場があれば、どこかに上陸できるかもしれないと… 期待した。
すると、鳩が圭介の肩にちょこんと止り囁いた。
-圭介〃
もう少しすると、岩が近くに見えてくるわ。
その、岩場に着岸するのよ〃
危険なことだけど、頑張ってね-
鳩は優しくそう言った。
圭介の船は、月の光りに照らされて青い海と白い珊瑚礁が重なった場所に浮かんでいるのだ。
そこから、移動して青い海と岩場が重なった場所へと船を進めていた。
その海は、月の光りに照らされているのに…
暗くて、静まり返っている。


