-それに旦那様に、そう言って頂いて、感無量でやす。
ずっと、又いっしょに…
いたいという気持にも、
なってきやすが〃-
「おいおい、冗談は止してくれ〃
僕は、地球に帰りたいんだよ。わかっておくれ〃」
-すみません、お許しを〃 つい、冗談が過ぎてしまいやした。
さあっ〃旦那様~
この私の背に乗って〃
あの船に、まいりやしょう〃 -
圭介は、エタロンの背に跨がり、首に腕を回していた。
そのエタロンの足元には、鋭い牙のような岩場が広がっていた。
少しでも足を踏み外せば、エタロンは、傷だらけになるだろう。
この場所は、フランスの片田舎にある、ブルタ-ニュの海辺だが、
エタロンの仕事の海辺とはかなり離れている。
この海辺は岩ばかりだ。
砂浜は、どこにも無い…
だから、エタロンはその岩場を歩くつもりは無い。
何故なら、エタロンにとっては、船までには…
さほどの跳力を必要としないからである。


