『鳩さんの言うことは、よくわかる。
でも、あの船は海の上だよ。もし、エタロンが失敗したら、海に溺れ死ぬかも…
しかし、このエタロンは、シ-の軍馬の中では群を抜いていた。
しかも、足の速さには誰もがシャッポを脱いだのだ。
その上、ジャンプときたら、誰も右に出るものは無かった。
大丈夫だ〃きっと成功するさ、それにこうなったら、エタロンに乗るしかないのだから』
圭介は、そんな思いでこう言った。
「ありがとう♪
ほんとうに、何もかもが驚くことばかりだ。
しかし、あの船に乗れば帰ることが出来るとなると、 勇気を出して、エタロンに乗ろう。
それに…
一刻も早く、小絵にも碧にも会いたいからね。
エタロン頼むぞ〃
もう一度だけでいいから、 助けておくれ… 」
すると、エタロンはとても悲しい目をしてこう言った。
-旦那様〃
旦那様に、そんなに怖がられるなんて、この私はとても悲しいでやす…-
「ごめんごめん〃
エタロン、そんな意味で言ったのじゃないよ…」
-だったら、いいのでやす。
昔は、旦那様とはいつも一緒でやしたから、嬉しい毎日でやした。
だから、又こうやって…旦那様のお役に立つ自分が、嬉しいでやす…-


