しかし、圭介が眠っている場所には、ベッドもなく… ただ青草が一面に生えているだけだ。
その向こうには、高い山が見えていて、蜃気楼の城がそびえている。
ガラスの教会もキラキラと美しい光りを放っている。
そのうち、圭介の眠る…
青草の緑が広がっている、 上空に鳩が飛んできた。
その鳩がぐるっと…大回りに回転飛行しているのが見えていた。
しかし、今は夜だ…
空には星が満天に輝いている。
たしか、人間界においては、鳩などの鳥類は夜間飛行はしないはずだ。
すると、やはりここは魔法の世界に違いないのだろうか。
よく考えなくても、わかりそうなことなのに…
星空を飛ぶ?
鳩が地球の星にいるわけないでしょ!
圭介は、そんなことが起きているなんて、知らずに… グッスリと眠ってしまっている。
自分の上空を鳩が旋回しながら、飛んでいるとも知らずに…
そして、よく見ると…
その鳩を、追いかける物体があった。
白馬だ…鳩に追いつこうとして、必死に空を駆けている。
その白馬が、鳩を追い越したかと思うと…
そのまま、スロ-ダウンしながら、地上に降りて行く… 青草の上に、ふんわぁ~りという具合に着地した。


