「この僕は、あなたを自分だけのものにしておきたい…
ただそれだけのわがままでした。
どうかお許し下さい。
では、あなたは昼間は…
この美しい女性のままでいて下さい。
夜になって、老婆の姿に戻ることは、僕とあなたの秘密にしておきましょう」
そう言いながら、彼女を引き寄せて抱き締めようとしたのだが、すかさず逃げられた。
-あなたは、私が醜い老婆の姿になっても抱こうとおっしゃるのですか。
私は、お断りしますわ〃
いったい、私はどんな気持になって、
ベッドへと入ればいいの、
あなたには、この私の惨めな気持が、おわかりにならないのね-
目の前の美しい女性は怒っている。
『そんなふうに言われてしまったら、答えようが無い。
じゃあ…だんまりでいくか〃』
そうじゃないでしょ〃
圭介は、今のところこの美しい女性のことで、頭がいっぱいなのだ。
ということは…


