ノクタ-ン ♪ プリ-ズ・Love


しかし、いつまでも悲しんではいられない。



圭介は、海辺にある森へ目を向けた。


その森の後ろには、高い山がそびえている。


そして、その森への一本道が続いている。


圭介は、ふと…その森をのぞいて見たくなった。


足取りは、ふらついてしまったが、それでもかなりの奥へと入っていた。



葉がぎっしりと絡み付くようにして、大きな木が立っていた。



その木の根は、所々地上に飛び出していて、足元はかなりあぶなかった。



そこを抜けると、思わぬほどきれいな青草の生えた草原になり、広がっている。


ほっとした圭介は、その草原の青草の上に寝転んでいた………




顔の上に広がっている空は、限りなく青くて、その澄み切った色は、この世には無い色だ。




だから、やはりここはまだ、人間界からは、ほど遠いところらしいと悟った。



いつの間にか、圭介は心地良くなり、そのまままどろんでしまっていた。



微かな、心地良いまどろみに、目を開けようにも…どうにもならない。