妻の啓子は、あの日から- 夫の圭介とは一言も、
口をきかずにいる。


そして、今日このような、 三下り半をつきつけていた。


圭介は、20年も連れ添ってきた、夫婦として-


妻から投げられた、このやり方は、どう考えても、
理不尽だと思った。


そして、妻の啓子は、もう自分に対しての愛情は…


冷めてしまったらしい-
そう感じていた。


それでも、諦めずにメモ用紙に書いていた。



-君は、諦めが早すぎる! もっとよく考えてから、

結論を出すべきだと、
僕は思う…


だから、僕は諦めないで 待っているからね! -


しかし、書いてはみたが… 圭介は半分諦めている。