しかし、僕が父に会った場所が、どうして歓喜の丘なのだろう。
「君、ちょっと聞きたいことがあるのだが…
懸命に駆けてくれているのに、悪いのだが…
どうしても、不思議なのだ。
僕の父が、あの丘にいるのが、どうしてわかったのかなあ………
僕は、気になってしかたがないのだ! 」
-ハッァ-フッ〃
息が苦しい。少し遅く駆けましょう…
長い間、駆けたことが、
無かったものですから、
すみません…
そのことでしたら、鳩が教えてくれたのです。
あなたのことは、何でも知っているようでしたから-
「鳩~は何でも知っている。
昨日の夜見た僕の夢〃
明日の夢も知っている〃
そんな歌が…あったよなあ ~たしか……… 」
-そうでやす…
アッ、すみません。
つい、言葉がぞんざいになりまして…
旦那様のことを…
鳩は、何でも知っているということですね-
その白馬との会話で、圭介は夢と現実の狭間にいるのだと、確信した。


