「お前は、いったいどこからやって来たんだ〃
それに、僕のことをどこで知ったのだ」
-旦那様、この私ことを…お忘れですか!
私の名は、エタロンといいます。
旦那のかっての敵…
カ-ル大帝との戦いの時には、私の背に乗って戦われました。
私は、その時のシ-の軍馬でございます。
お懐かしいかぎりの私ですが、旦那様は覚えておられない…-
『ええっ〃
馬が、しゃべりだすなんて…
突然のことで、何が何だかわからなくなってきた。
ちょっと、待って…
よ~く思い出してみよう。
たしか、その時代は中世だ。
そして、僕はエイモンという名の英雄の息子だった。
上から二番目のガゼックという名の息子で、騎士だったが、
もう少しで、カ-ル大帝の罠にはまり、溺れ死ぬところでだった。
乗っていた馬を石に繋ぎ、海に溺れさせようとしたのだが、
馬は、その繋がれた石を打ち砕き、私を背に乗せて逃げた。
たどり着いたところは、
ブルタ-ニュの海辺だったことは、たしかだ〃 』


