そこで、圭介はその白馬を見込んで、話し掛けてみることにした。
『僕が、呼んだら…
お前が、この僕をめがけて来たんだよね。
ということは、その背に乗せてくれるつもりで…
やって来たんだね。
もし、それがほんとうなら、この背に乗れるように… しておくれ〃
綱も無いことだし、お前のその首に、腕をまわしてもいいかい〃
わかったら…返事したまえよ!
白馬くん… 』
圭介は、自分が言ってる言葉がおかしくて、
吹き出しそうになるのを、我慢して…言った。
ところが、どうだろう…
その白馬は、静かに前足を折り曲げて、首を縦に振ったのだ。
圭介の言葉がわかったらしい。
優しい目をしている白馬は、どうぞ…とでも言っているみたいだ。


